スタバ イタリアンロースト レビュー|フレンチとの違いや美味しい飲み方、和菓子との意外なペアリング

今回は、スターバックスのコアコーヒーの中で最も深煎りである『イタリアン ロースト』を実際に飲んだ感想を紹介します。
結論から言うと、この豆は単に「苦いだけのコーヒー」ではありません。「温度によって味が変わる」という隠れた特徴を持ち、飲み方次第で「焦がしたカラメルのような甘み」が顔を出す、実はかなり奥深い一杯でした!
✨ イタリアンローストのひとこと要約
- 🔥 第一印象:ガツンとくる苦味。酸味はゼロで潔い。
- 🌡️ 変化:少し冷めると「とろみ」と「甘み」が出てくる。
- 🍡 ペアリング:公式推奨のチョコも美味しいが、実は「みたらし団子」みたいな和菓子とも相性抜群。
- ⚠️ 注意点:フルーティーな酸味が好きな人は、絶対に買ってはいけない。
多くの人が「ただの苦い豆」と誤解しているこのコーヒー。
今回の記事では、「なぜ時間が経つと甘くなるのか?」という味の秘密や、意外と相性の良い「和菓子とのペアリング」について深掘りしていきます!
イタリアンローストとは

一般的に「イタリアンロースト」は、豆が黒光りするほど焼いた最も深い焙煎レベルを指します。イタリアのエスプレッソ文化が名前の由来で、苦味とボディ感が特徴的なコーヒーです。
しかし、ここからが少しややこしいのですが…スターバックスでは、この定義が少し違います。
スタバにおける「イタリアン」と「フレンチ」の逆転現象

コーヒーの教科書や一般的な自家焙煎店では、ローストレベル(焙煎度)は以下のように定義されるのが一般的です。
- 一般的: フレンチ < イタリアン(最も深い)
しかし、シアトル系コーヒーの代表格であるスターバックスでは、この順序が逆になります。
- スターバックス: イタリアン < フレンチ(最も深い)
つまり、スタバにおいてイタリアンローストは「No.1」の深煎りではなく、「No.2」の深煎り。
この「No.2であること」が、実はこのイタリアンロースト特有の美味しさを生み出しています。
💡 知っておくと豆選びがもっと楽しくなる!
🔥【コーヒー豆の教科書】浅煎り・中煎り・深煎りで何が変わる?味の決め手「焙煎」の秘密を徹底解説
「焦げる寸前」と「寸止め」の大きな違い
では、No.1(フレンチ)とNo.2(イタリアン)、味にはどんな違いがあるのでしょうか?
簡単にですが、以下の表にまとめてみました。
フレンチローストは、豆が炭になるギリギリまで焙煎するため、豆本来の甘みや酸味は飛び、「香ばしさ(スモーキーさ)」と「キレ」が前面に出ます。
対してイタリアンローストは、フレンチの一歩手前で焙煎を止めることで、「豆の油分(コク)」と「甘み」をギリギリ残しています。
つまり、口に含んだ瞬間の「とろりとした甘いコク」や、ミルクに負けない「王道の苦味」を持ったコーヒーが好きな方には、このイタリアンローストがおすすめです^ ^
⚖️ どっちが好み?究極の深煎り対決!
【スタバ レビュー】イタリアンが甘く感じる?スタバで最も深煎りの「フレンチロースト」を徹底解説
スタバ イタリアンロースト 公式情報

イタリアン ロースト シングルオリジン/ブレンド ブレンド 生産地 マルチリージョン 加工法 水洗式/半水洗式 ロースト DARK 酸味 LOW コク MEDIUM キーワード NOTES OF DARK COCOA & TOASTED MARSHMALLOW(ロースト感のある甘みとカラメルのような風味) 旧キーワード Intense(力強い)&Caramelly sweet(カラメルのような甘さ) 相性のよいフレーバー ダークチョコレート
カラメル
スパイスローストの甘みと力強い風味
トーストしたマシュマロやダークココアを思わせる風味、ローストの甘みと力強さを感じるコーヒー。
南イタリアの伝統的な焙煎方法にインスパイアされた深みのある味わいで、クリームや砂糖と相性ぴったりです。
【レビュー】実際に飲んでみた感想

スターバックスのイタリアンローストは、
単純な苦みだけではない、飲み方と温度で味わいが大きく変化するコーヒー
でした。
ホット(抽出直後):苦味の中に隠れた「甘み」
ホットで抽出したときのイタリアンローストの最初のインパクトは、予想通りのガツンとくる苦味です。酸味は一切ありません。
ですが、口に含んで少し待つと、苦味の奥から「焦がしたカラメルのような甘み」がふわりと鼻に抜けていきます。
豆自体が持つ糖分がギリギリ焼け残っているおかげで、飲み込んだ後に喉の奥に「ダークチョコレートのような余韻」を感じることができます。
この「ふんわりとした甘い香り」が、イタリアンローストの魅力です^ ^
温度が落ち着くと新しい味わいが見えてくる
そして、このコーヒー豆のおもしろいところが、少し温度が落ち着いてくると、コーヒーの質感に「とろみ」が現れてくるところです。
これは、熱々のときには隠れていた「豆の油分(コーヒーオイル)」が舌にまとわりつき、より一層コクを感じやすくなるため。
多少冷めてもおいしいという点で、「ゆっくり読書しながら、時間をかけて飲む」というシチュエーションにもぴったりなコーヒーです。
アイス(急冷式):甘みが消え、キレのある苦味へ
一方で、氷で急冷したアイスコーヒーにすると、印象はガラリと変わります。
ホットで感じたあの「甘み」や「まろやかさ」は影を潜め、代わりに「きりっとした苦味」が前面に出てきます。
個人的な感想としては、「アイスにすると甘さが消えて、苦みがかなり強くなるな」と感じました。
スッキリした苦味が好きな人にはストレートで飲むのがハマると思いますが、個人的にはミルクを加えてアイスカフェオレにするのがおすすめです。
結論:好き嫌いは分かれるが、ハマる人はハマる味
このイタリアンローストも、フレンチローストほどではないにしろ、好き嫌いがはっきりと分かれるコーヒーかな、と思います。
「フルーティーで爽やかなコーヒー」が好きな人には、苦すぎるコーヒーに感じるかもしれません。
しかし、「酸味が苦手」「コーヒーの苦みと重さが大好き」という方には、おすすめのコーヒーです^ ^
実はみんなイタリアン ローストを飲んだことがある?「カフェベロナ」との深い関係

「イタリアンローストなんて真っ黒な豆、買ったことないよ」
そう思っているあなたも、実は知らず知らずのうちに、このイタリアンローストを飲んだことがあるかもしれません。
バレンタインの時期に推される、チョコレートのような甘いコクのあるコーヒー「カフェ ベロナ(Caffè Verona)」。
実は、あのカフェ ベロナの味わいを形作っている「隠し味」として、このイタリアン ローストが使われています。
ベロナの正体は「80/20ブレンド」
カフェ ベロナは、元々シアトルのレストラン向けに開発されたブレンドで、当時は「80/20 Blend」という名前で呼ばれていました。
この数字が何を意味しているかというと:
- 80%: ユーコン ブレンド(ラテンアメリカとアジア/太平洋のバランス型)
- 20%: イタリアン ロースト
つまり、ベースとなるマイルドな豆に、20%だけイタリアン ローストを混ぜることで、あの独特の「深み」と「甘いコク」を作り出しているのです。
イタリアン ローストは、単体で飲むと濃すぎても、他の素材に少し加えるだけで、味全体をグッと引き締めてリッチにしてくれるコーヒーです。
合わせて読みたい:
🍫スタバ屈指の人気豆「カフェ ベロナ」徹底レビュー!深煎り好きがハマる理由
「自家製ベロナ」をつくるのもおすすめ
もしイタリアンローストを買って「濃すぎる!」と感じたら、ハウスブレンドのようなライトな豆に、2割くらい混ぜてみてください。
いつものコーヒーに、コクと甘みが加わった「自家製ベロナ風ブレンド」が完成します。
豆と豆を組み合わせて「自分だけの味」を作る。そんな実験的な遊び方ができるのも、個性の強いイタリアンローストならではの魅力です。
フードペアリング:公式推奨と個人的なおすすめ

スターバックス公式が推奨するペアリングは、基本的に「キャラメル」や「チョコレート」など、欧米的な甘いデザートが中心です。
🍪甘×苦の王道ペアリング
- チョコレート系デザート:
深煎りコーヒーとチョコレートは、定番中の定番。特にダークチョコレート(カカオ70%以上)を合わせると、コーヒーの苦味とチョコの甘みが互いに引き立て合い、口の中で「第3の味(深いコク)」が生まれます。 - キャラメル系スイーツ:
イタリアンローストの特徴である「カラメル感(焦げた甘み)」と、本物のキャラメルソースが驚くほどリンクします。
キャラメルマキアートのフードバージョンと思っていただければ。
どれも「間違いない組み合わせ」ですが、実はイタリアン ローストは「和」系のスイーツとも相性が抜群。
個人的なおすすめ:「和菓子」とのペアリング
ということで、個人的におすすめなのが「和菓子」とのフードペアリングです。特に次の2つは個人的に推し。
羊羹(ようかん)
海外のバリスタフォーラムでも「小豆(Red bean paste)のコクは深煎りに合う」とよく語られていますが、イタリアンローストのどっしりしたボディは、羊羹の強い甘みに負けません。
口の中で溶かしながら飲むと、小豆の甘みがコーヒーの苦味を中和し、まるで「おしるこ」のような奥深いハーモニーが生まれます。
みたらし団子
イタリアンローストの「焦げたような甘み」は、みたらし団子の「焦げた醤油の甘辛さ」と相性ピッタリ。
🍡みたらし団子とイタリアンローストの相性の良さ:
テクスチャの重さ:
団子のもっちりした食感には、オイリーで重厚なイタリアンローストのボディが絶妙にマッチします。
香ばしさの同調:
みたらし餡の「焦げた醤油の香り」とコーヒーの「ロースト香」は、どちらも化学的にはメイラード反応(糖とアミノ酸が加熱されて生まれる香り)によるもの。
つまり、香りの系統が近いため、口の中で喧嘩せずに溶け合います。
塩味の対比効果:
みたらし餡に含まれる「塩分」が、コーヒーの苦味を抑制し、代わりに甘みを引き立てます。
この「和菓子ペアリング」、新しい味に出会えるかもしれないので、興味のある人はぜひ試してみていただければと思います^ ^
VIA(インスタント)ってどうなの? おすすめの「使い分け」

イタリアンローストには、お湯を注ぐだけの「スターバックス VIA®」もラインナップされています。
このイタリアンローストのVIA、手軽に深煎りを楽しめる選択肢として個人的におすすめで、「家でじっくり味わうなら豆一択。でも、外で飲むならVIAは素敵な相棒」です。
特に「キャンプ」や「登山」のときのお供に非常におすすめ!
💡【実飲レビュー】キャンプや登山でこそ輝く!VIAイタリアンローストの感想はこちら
まとめ:イタリアンローストはこんな人におすすめ

苦みが強いイメージのあるスタバのイタリアンローストですが、ただ苦いだけでなく、「ほろ苦く甘い香りを含んだ王道の深煎り」コーヒーです。
最後に、私がおすすめするスタバの深煎りコーヒーの選び方です。
☕️おすすめのスタバの深煎りの選び方
苦いコーヒーにほんのりと苦く甘い香りがほしい:
イタリアン ローストがおすすめ。苦味の中に「カラメルのような甘み」をほんのりと感じるのはこちら。
ウィスキーのようなスモーキーな刺激が欲しい:
フレンチ ローストがおすすめ。さらに焙煎が深く、甘みよりも「スモーキーな香り」と「キレ」が勝つ。個性的。
自宅で「カフェラテ」を楽しみたい:
エスプレッソ ローストまたはイタリアン ローストがおすすめ。
スタバの味を自宅で再現するならエスプレッソローストがベスト。でもドリップ+ミルクで「濃厚カフェオレ」を作るならイタリアンもおすすめ。
急冷式アイスコーヒーで飲みたい:
イタリアン ロースト+ミルクがおすすめ。ブラックで急冷すると苦味が強すぎると感じる方は、ミルクを足して「アイスカフェオレ」でぜひ。
平日の午後や休日の朝など、酸味のないどっしりしたコーヒーを求めていて、かつ「たまにはミルクも入れたいな」と思っているなら、イタリアンローストがおすすめ!
チョコやキャラメルはもちろん、まさかの和菓子まで受け止めちゃう懐の深さは、さすが「王道の深煎り」。ちょっとおもしろいフードペアリングを体験してみたい方は、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね^ ^
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