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【次に来るトレンド】英国で爆売れ中!「リジェネラティブ・コーヒー」って知ってる?

【次に来るトレンド】英国で爆売れ中!「リジェネラティブ・コーヒー」って知ってる?

最近、コーヒー業界で「サステナブル」のさらに先を行く、あるキーワードが注目されているのをご存知でしょうか?

それが「リジェネラティブ(環境再生型)」農法で栽培されたコーヒーです。

実は今、コーヒー先進国である英国において、この豆への需要が爆発的な伸びを見せています。

ブラジルの大手生産者協同組合「Expocacer」の最新データによると、英国バイヤーからの注文量は、2024年の26トンから、2025-26年の収穫分では70トンへと急増。実に昨対比で約3倍という驚異的な伸び率です。

これまでは一部の意識高い系愛好家向け…と思われていた環境配慮型の豆が、欧州では急速に「当たり前の選択」になりつつあります。

単なるオーガニックではない?「攻め」の農法が選ばれる理由

リジェネラティブ(Regenerative)」という言葉、日本ではまだ聞き慣れないかもしれません。直訳すると「再生」という意味ですが、これは従来のオーガニック栽培とは一線を画します。

最大の特徴は、自然環境への負荷を「減らす(守り)」だけでなく、積極的に「回復・再生させる(攻め)」点にあります。

例えば、コーヒーノキの間に多種多様な植物を混植することで、痩せた土壌の健康を取り戻し、農園内の微生物や昆虫を増やします。そして、土が元気になることで、当然そこで育つコーヒーの実も栄養をたっぷり蓄え、風味豊かになります。

つまり、「環境に良いから買う」だけでなく、「美味しいから買う」というフェーズに入ってきたのが、今回のブームの正体です。

日本でも流行る?コーヒー好きとしての「読み」

この英国での動き、個人的には日本でも近い将来、必ずスタンダードになると予想しています。

なぜなら、ハイエンドなバイヤーたちは今、味だけでなく「トレーサビリティ(追跡可能性)」を強烈に求めているから!

「美味しい」の裏側に「確かな生産背景」があることが、高級豆の条件になりつつあるんですね。

早ければ来年あたり、スタバやカルディ、あるいは近所のロースタリーの店頭に「リジェネラティブ」の文字が並ぶかもしれません。

【今すぐ試せる】地球と体に優しいコーヒー

「リジェネラティブ」と明記された商品は日本ではまだ少ないですが、同じく厳しい基準で環境保護を行っている「レインフォレスト・アライアンス認証」や「有機JAS認証」のコーヒーなら、Amazonでも手軽に試せます。

農薬に頼らない豆は、雑味がなくクリアな後味が特徴。毎朝飲む一杯を、ちょっと体に優しいものに変えてみてはいかがでしょうか?

主に参照した記事:Global Coffee News Digest – October 2025 – World Coffee Beans

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