紅茶の産地を見ていこう インド編

皆さんこんにちは!
そして、サイトへのご訪問ありがとうございます^ ^

今回の記事では「紅茶の産地 インド編」ということで、紅茶の産地としてのインドをご紹介していきます。

地域の名前がそのまま紅茶の名前になっていることも多いので、今回の記事が皆さんの紅茶選びのご参考になれば嬉しいです^ ^

インドで紅茶の栽培が盛んな理由


インドは紅茶の栽培に非常に適した気候を持つ国で、そのためインドでは紅茶の栽培が盛んに行われています。

お茶の木の栽培範囲は北緯45度から南緯35度くらいまでとかなり限定された範囲で、なかでも紅茶に適した茶を育てるには熱帯、亜熱帯などの高温地域である必要があります。

またこれらの条件に加え、降水量が豊富であることも条件で、乾燥した地域では茶の木を育てることができません。

そのため、これらの様々な条件を満たすインドやスリランカでは、紅茶の栽培が盛んに行われています。

インドの主な紅茶の産地


それでは早速、インドの主な紅茶の産地をご紹介していきます^ ^

ダージリン


まずは、非常に有名な紅茶の銘柄「ダージリン」の産地、ダージリン地方からのご紹介です。

ダージリンはヒマラヤ山脈の麓にあるインド東部の県で、インド有数の避暑地としても知られています。

ダージリン地方で生産される紅茶は、すっきりとた清涼感のある味わいと、マスカットなどのフルーツや花にたとえられるほどの抜群に良い香りが大きな特徴で、「紅茶のシャンパン」とも呼ばれるほど多くの紅茶ファンから愛されています。

中国茶の栽培も可能なダージリン地方

このダージリン地方では、紅茶に加工されことが多いアッサム茶のみではなく、日本茶や中国のお茶に加工されることが多い中国茶の栽培もおこなわれています。

本来インドでは中国茶は育ちにくいのですが、このダージリン地方のみ奇跡的な気候条件がそろい、中国茶を栽培することができています。

アッサム


続いてはインド北東部にある紅茶の産地、アッサム地方のご紹介です。

アッサム茶も非常に有名な紅茶の一つで、これはアッサム種の紅茶が寒さに強く生産量が多いため、安価で手に入りやすい茶葉だったことで、イギリス中に広まっていったためです。

アッサムの紅茶は濃厚で重めの味を持ち、スモーキーさを感じる香りも持つといった特徴を持つため、初めて飲む方の中には抵抗を感じる人もいるそうです。

イギリス紅茶とアッサムの関係

昔、イギリスは中国で生産されていた茶葉を植民地のインドで栽培しようとしましたが、失敗に終わりました。

これはインドの気候が中国茶の栽培に適していなかったためです。
※前述の通り、ダージリンでは中国茶の栽培が可能でしたが、このことがわかるのははもう少し後の話です。

そんなとき、アッサム州のシヴァサーガルという都市でアッサム種の茶葉が発見され、アッサム種の栽培が開始されました。

大量生産され安価になったアッサム種の紅茶が、当時紅茶を飲む機会が少なかった庶民の間に広がり、現在のイギリスの紅茶文化が広がっていきました。

ニルギリ


ニルギリはアッサムやダージリンと生産地が離れているため、味わいが少し違います。

個性の強い他の2種と比べると、大きな個性がないことが、特徴です。

その「大きな個性がない」ことが、ニルギリの紅茶の利用方法の幅を広げており、ブラックティーでもミルクティーでも、ブレンドティーに使用しても楽しめる茶葉になっています。

一般的に個性が少なめなニルギリの紅茶ですが、旬のニルギリ茶はフルーツの甘さや花を感じさせてくれる素晴らしい香りを持つ紅茶になるため、旬の時期のニルギリ茶はぜひブラックでも楽しんでいただきたい紅茶です。

ちなみにこのニルギリでも中国茶をの栽培を試みて見たそうですが、失敗に終わったそうです。

やはりダージリンでの中国茶の栽培成功は自然が生んだ奇跡だったのでしょう。

まとめ


今回の記事では「紅茶の産地 インド編」についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか^ ^

かつてイギリスの植民地だったこともあり、多くの紅茶がこのインドで栽培され、紅茶文化の発展に大きく影響しています。

インドの紅茶は多種多様な個性を持つので、興味を持っていただけた方は、ぜひ同じインドの紅茶を色々飲み比べをしていただければと思います^ ^

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