エスプレッソにもバリエーションがある!? エスプレッソ, ルンゴ, リストレットの違い
みなさんは、エスプレッソにもバリエーションがあることをご存じでしょうか?
ラテやカプチーノのベースとなるエスプレッソ、実はエスプレッソの種類を変えることで、それらのドリンクの味を変化させることもできるんです。
今回の記事では、そんなエスプレッソのバリエーション、ルンゴとリストレットについてご紹介していこうと思います。
みなさんの日々のドリンク選びのご参考になれば、とてもうれしいです^ ^
そもそもエスプレッソとは
それでは、いまさらという感じはしますが、エスプレッソについて少しだけご説明します。
そもそもエスプレッソとは、極細挽きのコーヒー豆に高い圧力をかけた蒸気を通して、急速に抽出したコーヒーのことです。
コーヒー豆から成分を急速に抽出することで、少量のエスプレッソ中には、コーヒー豆が持つおいしい成分や豊かな香りがぎゅっと凝縮されています。
コーヒー豆の成分の濃度 TDSについて
さて、エスプレッソのバリエーションを説明に入る前に、TDSという用語について簡単に説明します。
TDS(Total Dissolved Solids)とは一言で言うと、
一杯のコーヒーの中に溶けているコーヒー豆の成分の濃度
です。
TDSが5%のコーヒーとは、「95%が水」で「5%がコーヒー成分」のコーヒーを指します。
要は、TDSの数値が大きいほど濃いコーヒー、ということです。
エスプレッソのバリエーション
それでは最後に、本日の本題、エスプレッソのバリエーションについてご紹介していきます^ ^
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、エスプレッソは、エスプレッソのTDSを変化させることでバリエーションを出していきます。
つまり、TDSが高いエスプレッソ(濃いエスプレッソ)から、TDSが低いエスプレッソ(あっさりとしたエスプレッソ)が、エスプレッソのバリエーションになります。
それでは実際に、エスプレッソのバリエーションを見ていきましょう!
ルンゴ:TDS 5~8%
ルンゴはエスプレッソの中で最もTDSが小さいエスプレッソ、つまり、お湯の量が多く薄めのエスプレッソを指します。
地域によってはロングエスプレッソとも呼ばれるこのルンゴは、エスプレッソの風味や香りは楽しみたいけれど、あまり苦くて濃いドリンクは苦手、という方におすすめのエスプレッソです^ ^
エスプレッソ:TDS 8~12%
こちらは、スタンダードなエスプレッソです。
通常お店でラテやアメリカーノを注文した際に、ベースとして使用されるエスプレッソは、この濃度のエスプレッソを指します。
リストレット:TDS 12~18%
リストレットはエスプレッソの中で最もTDSが大きい、つまり、お湯の量が少なく濃厚なエスプレッソを指します。
お湯の量が少ない分、エスプレッソの液体の量も少ないので、アフォガードなどを作るときによく使用されます。
※冷たいアイスに通常のエスプレッソをかけてしまうと、湯量が多くてアイスがたくさん溶けてしまうため。
ちなみに、このリストレットはスタバで注文することができるので、普段飲んでいるラテやカプチーノの味を少しだけですが変化させることもできるんですよ^ ^
まとめ
今回の記事では、エスプレッソのバリエーションについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
もし、ラテやカプチーノではなく、エスプレッソを飲んでみたい!という方がいらっしゃったら、最初のエスプレッソは「ルンゴ」がおすすめですよ^ ^