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世界一高級なコーヒー【kopi luwak(コピ・ルアク) 】|ジャコウネコの力を借りたインドネシアの珍しいコーヒー豆

皆さんこんにちは!
そして、サイトへのご訪問ありがとうございます^ ^

今回はの記事では、世界でも非常に珍しいコーヒーの一つ【コピ・ルアク】についてご紹介します

コピ・ルアクの起源、製造プロセス、歴史、そして味わいについてお話ししていきますので、ぜひ最後までお付き合いください^ ^

世界で最も高級なコーヒー【コピ・ルアク】

【コピ・ルアク】は、インドネシア発祥の特別なコーヒーで、その名前はインドネシア語で「シベット(ジャコウネコ)のコーヒー」を意味します

※Luwak = Civet = ジャコウネコ

このコーヒーは、ジャコウネコによって摂食されたコーヒーの実から、コーヒー豆を取り出し、製造されます。

コピ・ルアクの製造工程

コピ・ルアクの製造過程は、特別な工程を経ています。

ジャコウネコは成熟したコーヒーの実を食べ、食べられたコーヒーの果実の種(コーヒー豆)は彼らの胃の中の胃酸で発酵します。

彼らの胃酸の力で発酵し、独特な風味を持ったコーヒー豆は、ジャコウネコの糞から収穫され、洗浄、乾燥、焙煎という工程を経て、コピ・ルアクというコーヒーとして販売されます。

ジャコウネコ

ジャコウネコはアフリカやインドネシアなどのアジア圏に生息する小型哺乳類で、名前に「ネコ」と書かれていますが、実はネコ科とは独立したグループの動物です。

ジャコウネコは雑食性で、果物や昆虫、小動物、鳥の卵などを主に食べるのですが、そのジャコウネコが食べるものの一つにコーヒーの実があります。

この「コーヒーの実を食べる」習性は雑食性の動物の中でも特に珍しく、そのおかげで私たちは【コピ・ルアク】というコーヒーを楽しむことができるのです。

「ジャコウ」と名前につくように、ジャコウネコも肛門近くに分泌腺を持ち、アフリカジャコウネコの分泌物は香水の原料にもなっているため、この香りがコピ・ルアクに独特な風味を与えているのかもしれません。

コーヒー通も唸るコピ・ルアクの風味

コピ・ルアクは、特有の風味と豊かな香りを持つことで知られています。

ジャコウネコの胃酸による発酵が、コーヒー豆に特有の風味を与え、コピ・ルアクは他のコーヒーとは大きく異なるプロファイルを持っています。

また独特な風味に加え、滑らかで穏やかな口当たりを持ち、苦味が少なく、フルーティーな甘味が感じられることもあり、その複雑な味わいが世界中のコーヒー好きから一目置かれるコーヒーとなっています。

なぜコピ・ルアクは高価なのか?

コピ・ルアクは非常に希少で高価なコーヒーであり、世界中で高級なコーヒー愛好家に人気があります。

しかし、ジャコウネコは成熟したコーヒー豆のみを選んで食べるため、収穫されるコーヒー豆の量が限られており、生産が非常に困難です。

そのため、コーヒー好きの大きな需要に対し、生産が少ない状態となっているため、コピ・ルアクは一般的に高値で取引されます。

倫理的な考慮事項

コピ・ルアクの生産には倫理的な問題が浮上することがあります。

一部の生産者は、ジャコウネコを不適切な条件下で飼育し、強制的にコーヒー豆を食べさせることがあり、近年この製造過程が大きく問題視されています。

もちろん、持続可能なコピ・ルアクの生産を重視する生産者もいるため、消費者はコピ・ルアクを購入する際に、倫理的な製法で作られているか?といった点に注目することがとても大事になってきます。

まとめ

コピ・ルアクは特別なコーヒーとして知られ、そのユニークな製法と風味から多くの人々に愛されています。

ぜひ、その独特な風味や味わいをぜひ楽しんでいただければ!と思いますが、購入する際に、一度倫理的な問題にも留意していただけると、とても嬉しいです^ ^