緑茶に含まれるうまみ成分「テアニン」について詳しく解説|最適な抽出方法や心や体への良い効果についても
皆さんこんにちは!
そしてサイトへのご訪問ありがとうございます^ ^
今回の記事ではお茶に含まれる成分の一つ「テアニン」についてご紹介していきます。
テアニンがお茶の味わいに与える影響から、美味しい淹れ方までご紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合いください^ ^
テアニンとは
テアニンは、お茶に含まれる特有のアミノ酸の一種で、日本の研究者によって発見されました。
この成分はお茶の味わいと香りに大きく影響を与える成分で、お茶を飲んだ際に感じられる甘い旨味の元となります。
緑茶とテアニン
紅茶やウーロン茶と比較したとき、緑茶は最もテアニンの含有量が多いとされています。
※緑茶の種類によっては他のお茶の方が多い場合もあります
緑茶には20種類以上のアミノ酸が含まれていますが、その中でテアニンが占める割合は約50%に上ります。
テアニンは緑茶のうまみのもととなっていて、テアニンが豊富に含まれる緑茶は、より深い甘みと旨味を感じさせ、味わいに深みを与えます。
特に、玉露などの上級緑茶にはテアニンが多く含まれており、その独特なうま味や香りはテアニンの高い含有量によるものです。
テアニンとカテキンの関係
カテキンは緑茶の苦味成分であり、テアニンとは異なる役割を持っていますが、実はこれら二つの成分は密接な関係にあります。
お茶の木の根っこで作られるテアニンは茶葉へと新芽や新葉へと移行していくのですが、このときお茶の葉に移行したテアニンが日光に当たるとカテキンに変化します。
これは、茶葉が光合成を行う過程で起こる化学変化で、浴びる日光の量が増えるほどカテキンの量が増え、結果として茶葉はより苦味を帯びるようになります。
そのため、玉露のように太陽を遮って作られた茶葉はテアニンが多く残っていて、カテキンによる苦味が少なく、テアニンによる甘みと旨味が際立った味わいになります。
テアニンが多くなる緑茶の入れ方
緑茶からテアニンを多く抽出するには、水温を低くして淹れることがポイントです。
テアニンは水温が低くても比較的溶け出しやすい性質を持っている一方で、カテキンは水温が低いと出にくいため、低温での抽出によりテアニンを強調しつつ、カテキンによる苦味を抑えることができます。
人肌程度に冷ましたお湯(約40~50℃)で緑茶を淹れると、テアニンの甘みと旨味を最大限に感じることができ、緑茶本来の深い味わいを楽しむことができます。
また、水出しの方法もテアニンのうまみを引き出すのに効果的です。
水出しは、冷たい水を使用してゆっくりと時間をかけて茶葉を抽出する方法で、これによりテアニンの甘みと旨味が豊かになり、苦味が少ないすっきりとした味わいの緑茶が楽しめます。
テアニンの効果
テアニンは、そのリラックス効果や健康へのポジティブな効果が注目されています。
一つの大きな効果は、ストレスの緩和です。
テアニンには心を落ち着かせリラックスさせる効果があるため、心身の緊張を和らげ、ストレスの軽減を手助けをしてくれます。
また、テアニンは脳梗塞の予防にも期待が寄せられていて、テアニンが持つこれらの心と体への良い効果を得るためにも、日常的に緑茶を楽しむことは健康にとても良いとされています。
まとめ
この記事では、「緑茶とテアニン」についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
テアニンは、緑茶の味わいと香りを豊かにする重要な成分であり、ストレスの緩和や心のリラックス、さらには健康面での良い効果にも期待が集まっています。
緑茶を楽しむことは、単に美味しい飲み物を味わうだけでなく、日々の生活において心身の健康をサポートすることにもつながるので、興味を持っていただけた方はぜひ緑茶を日常生活に取り入れてみていただければと思います^ ^