煎茶ってどんなお茶?|美味しい淹れ方から、緑茶との関係や番茶との違いまでご紹介
皆さんこんにちは!
そしてサイトへのご訪問ありがとうございます^ ^
今回の記事では日常的に飲まれることが多い日本茶「煎茶」についてご紹介していきます。
意外と知らない日本茶の種類、緑茶との関係や番茶との違い、美味しい淹れ方などお話していきますので、ぜひ最後までお付き合いください^ ^
煎茶ってどんなお茶?
煎茶は緑茶(不発酵茶)の1種で、日光を遮らずに栽培したお茶の木の新芽を使って作る日本茶を指します。
※ちなみに、日光を遮って緑茶を作ると「玉露」や「かぶせ茶」になります。
煎茶は日本茶の生産量の約8割を占めるお茶で、日本茶と言えばこの煎茶を思い浮かべる人も多いかと思います^ ^
緑茶と番茶の違い
さて、煎茶と同じくらい有名な「番茶」、番茶と煎茶の違いは何なのでしょうか?
それは、茶葉を摘み取る芽の違いです。
様々な定義がある番茶ですが、一般的な定義は「新芽を摘み取った後に伸びてきた芽(二番茶、三番茶)や、成長して固くなった茶の葉」を加工して作ったお茶です。
煎茶は「新芽(一番茶)」を加工して作るお茶なので、煎茶に対して番茶は「安価なお茶」となります。
だからといって、番茶が安くて美味しくないお茶というわけではなく、煎茶などの緑茶は「特別なときや、人をもてなすときのお茶」、番茶は「日常的に楽しむお茶」として、異なったシチュエーションで楽しまれています^ ^
煎茶はどうやって作られるの?
煎茶は日光を遮らずに栽培されたお茶の葉の新芽(一番茶)を使用して加工します。
まずは摘み取った新芽が発酵しないよう茶葉の殺青(茶葉の中の酵素を殺す)を行います。
※この発酵を止める手順が入るので緑茶は「不発酵茶」と呼ばれます(紅茶などは発酵茶、烏龍茶などは半発酵茶)。
茶葉の殺青は茶葉に熱を加えるのですが、蒸気で葉っぱを蒸すと「煎茶・深蒸し煎茶」に、釜で炒ると「釜炒り煎茶」になります。
このように熱を加えて発酵を止めたお茶を、手や機械で揉みながら細くより上げると、煎茶ができあがります^ ^
煎茶の種類
煎茶には製法や産地による違いを含めると、非常に多くの種類がありますが、茶葉の殺青の仕方で大きく2つにわけることができます。
煎茶・深蒸し煎茶
茶葉を殺青する際、蒸気で茶葉を蒸して加工すると、煎茶や深蒸し煎茶になります。
煎茶と深蒸し煎茶の違いはその名前の通り、茶葉を蒸気で蒸す時間です。
バランスの取れた味わいの煎茶に対し、深蒸し煎茶は濃い緑色を持ち、コクが強いお茶になります。
釜炒り煎茶
蒸気で蒸して殺青する蒸し茶に対し、釜で炒って殺青する煎茶を「釜炒り煎茶」と呼びます。
釜炒り煎茶は、蒸して作る煎茶に比べてさっぱりとした味わいになりやすいです。
ただし、産地や生産者によって味は大きく変わってくるので、一つの目安として頂ければ^ ^
煎茶の美味しい淹れ方
それでは最後に煎茶の美味しい淹れ方をご紹介してきます^ ^
用意するもの
- 茶葉:6~8g
- お湯の量:130~170g
- お湯の温度:60℃~75℃
手順
- 温めた急須に茶葉を淹れる
- 適温のお湯を急須に注ぎ、30秒~60秒ほど蒸らす
- 温めたカップに注ぐ
あくまで一般的な淹れ方なので、お湯の温度やお湯の量、蒸らす時間などはお好みに合わせてぜひ調節してみてください^ ^