番茶ってどんなお茶? 煎茶やほうじ茶との違いから美味しい淹れ方までご紹介
皆さんこんにちは!
そしてサイトへのご訪問ありがとうございます^ ^
今回の記事では日本茶の一つ「番茶」についてご紹介していきます。
煎茶やほうじ茶との違いから、美味しい淹れ方までご紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います^ ^
番茶ってどんなお茶?
番茶には色々な定義があるのですが、一般的に
- 新芽を摘み取った後に伸びてきた芽(二番茶、三番茶)
- 成長してやや硬くなった茶の葉
から作られたお茶を指します。
ちなみに、茶色いお茶を番茶と思っている方もいらっしゃいますが、「お茶の色が茶色であること」は番茶であることは関係なく、お茶の水の色が緑色の番茶もあります。
煎茶と番茶の違い
日本茶の中で非常にメジャーな「煎茶」と「番茶」、この2つの違いはどこにあるのでしょうか?
番茶が、
「二番茶や三番茶、成長してやや硬くなった茶の葉から作ったお茶」
なのに対して、煎茶は
「一番茶(その年の最初に生育した新芽を摘み取ったお茶)や二番茶から作ったお茶」
を指します。
※「二番茶」が煎茶にも番茶にも使われるよう書きましたが、これは地域によってお茶の定義に違いがあるためです
コラム: 番茶は庶民の見方?
煎茶になる新芽を摘み取った後の茶の葉や芽を使用して作られるお茶のため、番茶は煎茶に比べて「下級のお茶」や「安価なお茶」と呼ばれてしまうこともあります。
しかし、昔は特別なときに飲まれていた煎茶に対し、番茶は日常的にいつでも楽しめるお茶として多くの方に愛されてきました。
日常的にたくさん飲む番茶だからこそ、自分の好みに合う美味しいお茶を探してみたいですね^ ^
ほうじ茶と番茶の違い
煎茶や番茶に負けず劣らず有名な「ほうじ茶」、せっかくなので番茶とほうじ茶の違いについてもお話していきます^ ^
実は、ほうじ茶は「お茶を焙煎して(焙じて)加工したお茶」を指します。
そこで、煎茶や番茶といった「いつ収穫したお茶を使ったか?」という区分とは別の定義なので、「煎茶を焙じて作ったほうじ茶」や、「番茶を焙じて作ったほうじ茶」などのほうじ茶があります。
ちなみに、一時期スターバックスで話題になった「加賀 棒ほうじ茶」は、茎茶(棒茶)から作られたほうじ茶です^ ^
番茶の美味しい淹れ方
それでは最後に、番茶の美味しい淹れ方をお話ししてこの記事を閉めたいと思います^ ^
これからご紹介する分量や淹れ方はあくまで目安で、番茶は使用する茶葉の分量で渋みの強いお茶になったり、さっぱりとした飲み口のお茶になったりするので、ぜひご自身のお好みの濃さを探してみていただければと思います^ ^
おすすめの分量
- 茶葉の量:6~8g
- 湯の適温:85~100℃
- 湯の量:350~400ml
- 抽出時間:30秒ほど
淹れ方
- 温めた急須に茶葉を入れる
- 熱いお湯(85~100℃)を注ぐ
※番茶は味が出にくいので気持ち高いところからお湯を注ぐ - 30秒ほど蒸らし、湯呑に注ぐ
昔から、一般家庭で楽しまれてきた番茶、お茶の分量や淹れ方にあまりこだわりすぎず、ぜひ気楽に番茶を楽しみましょう!