中米のコーヒー大国【メキシコ】のご紹介|コーヒーの種類や特徴、おすすめの淹れ方までご紹介
皆さんこんにちは!
そして、サイトへのご訪問ありがとうございます^ ^
今回の記事では、北アメリカ南部に位置する国【メキシコ】についてご紹介していきます。
メキシコという国についてや、そこで栽培されるコーヒーの特徴まで色々とお話ししていきますので、ぜひ最後までお付き合いください^ ^
メキシコ合衆国
メキシコは、北アメリカ南部に位置する共和国で、国土は日本の約5倍もの広さです
メキシコは、先住民の文化とスペインの植民地支配の影響を受けた、多様な文化が混在する国です。
先住民の文化とスペインの植民地支配の影響を受けた多様な文化や、山岳地帯や森林、砂漠などさまざまな自然を楽しむこともできるため、毎年多くの方がメキシコへ観光に訪れています。
国旗の中央に描かれている鷲は国鳥で、蛇をくわえた鷲がサボテンに止まった場所に帝都(現在のメキシコシティー)を築いたというアステカの建国伝説に由来します。
基本情報
面積:196万平方キロメートル(日本の約5倍)
人口:約1億2,601万人
首都:メキシコシティ
言語:スペイン語外務省HPより抜粋
メキシコのコーヒー栽培の歴史
メキシコでのコーヒーの栽培の歴史は、スペイン植民地時代の1795年頃に始まりました。
当時は、金や銀などの鉱物が採れる地域にコーヒーノキが植えられましたが、残念ながらあまり普及はしませんでした。
その後、メキシコの独立を経て、コーヒーの栽培は徐々に広がっていき、1860年代のグアテマラとの国境紛争によって、コーヒー産業が発展していきます。
そして、20世紀初頭に、メキシコ政府がメキシコ国立コーヒー研究所(INMECAFE)を設立し、コーヒー生産の技術や品質向上を支援したところ、メキシコのコーヒー生産は飛躍的に伸び、1980年代には農業生産の35%をコーヒーが占めるまでになりました。
近年、メキシコのコーヒーは、スペシャルティコーヒーとしても注目を集めていて、世界中のコーヒー愛好家から高く評価されているメキシコ産コーヒーは、現在もメキシコ経済にとって重要な産業となっています。
メキシコ産コーヒーの特徴
酸味と甘みのバランスが絶妙
メキシコ産コーヒーの大きな特徴は、酸味と甘みのバランスが良く、苦みが少ないことです。
酸味は、レモンやライムのような明るい酸味が特徴的で、コーヒーの華やかな香りと相まって、フレッシュで爽快な味わいを生み出します。
また、キャラメルやチョコレートを思わせる甘みも特徴的で、コーヒーのコクと相まって、まろやかでコクのある味わいを楽しむことができます。
メキシコ産コーヒーは、この2つのバランスが絶妙で、誰でも飲みやすい味わいになっています。
芳醇な香り
メキシコ産のコーヒーは、穏やかで柔らかな香りも特徴的です。
これは、コーヒー産地の多くが標高の高い地域に位置しており、涼しい気候がコーヒー豆に穏やかな風味をもたらすためです。
また、生産地や加工法、焙煎によっても異なりますが、メキシコ産のコーヒーからは、チョコレートやナッツなどの甘い香りを感じることもあります。
このほんのりと甘い香りと、先ほどご紹介した甘い味わいの両方を楽しめるのも、メキシコ産のコーヒーが人気な理由の一つです。
コク
メキシコ産コーヒーは、コーヒーの奥深い味わいを表現する、コクがあるのも特徴です。
メキシコの標高の高い地形で栽培されることで、コーヒー豆に糖分がたっぷり蓄積され、コクのある味わいになります。
これらのメキシコ産のコーヒーの特徴は、多くのコーヒー好きに愛されています^ ^
メキシコの代表的なコーヒーの産地
メキシコのコーヒー豆の生産は、主に南部の4つの州で行われています。
南部の山岳地帯は、温暖で降水量にも恵まれ、肥沃な土壌でコーヒー栽培に非常に適した環境です。
チアパス Chiapas
チアパス州はメキシコの南部に位置し、グアテマラと国境を接する州です。
アラビカ種のコーヒー豆がメインで生産されていて、コーヒー栽培に適した地理、気候、標高や伝統的な栽培方法などの要素がユニークで高品質なコーヒー豆を生産し続けています。
ベラクルス Veracruz
ベラクルス州はメキシコの東部に位置し、太平洋とメキシコ湾に面した州です。
熱帯性かつ高温多湿な気候を持っていて、標高もある土地のため、コーヒーの栽培にとって理想的な環境を備えています。
穏やかでバランスの取れた風味があり、フルーティーな酸味も感じることができる、高品質なコーヒーを栽培しています。
オアハカ Oaxaca
オアハカはメキシコ南部に位置し、標高の変動が激しい特徴的な土地です。
標高の変動が激しいことから、多様な気候を持っていて、涼しい夜と温暖な昼とが組み合わさり、コーヒーの複雑な風味を形成しています。
フルーティーで柔らかい口当たりを持ち、シトラスや花の香りが感じれられることもある、複雑な風味が特徴的で、多くのコーヒー好きを魅了するコーヒーを生産しています。
メキシコ産コーヒーのおすすめの飲み方
先ほどご紹介した通り、メキシコ産コーヒーは、独自の風味や味と甘みのバランスの良さと、苦みが少なく誰でも飲みやすい特徴を持っています。
そこで基本的にはブラックで楽しむことをおすすめしています。
フレンチプレスで
フレンチプレスを使うことで、コーヒーオイルを逃すことなく、コーヒーを楽しむことができます。
コクと風味が引き立つこの抽出方法によって、チョコレートやナッツの風味が際立ち、まろやかな口当たりのコーヒーを楽しむことができます^ ^
ペーパーフィルターで
ペーパーフィルターを使用すると、フレンチプレスとは反対に、コーヒーのオイルをある程度取り除き、よりクリーンな味わいを楽しむことができます。
メキシコのコーヒーの明るくフルーティーな味わいをより楽しむことができます^ ^
アイスコーヒーで
メキシコのコーヒーは、穏やかな風味とフルーティーな酸味が、アイスコーヒーと非常に相性が良いです。
氷で急冷して抽出することで、シトラス感のある爽やかな香りや、フルーティーな味わいをアイスコーヒーとして楽しむことができます。
オプションとしてレモンやオレンジピールを加えるのも、風味を一層引き立てられるのでおすすめです。
皆さんも、自分の好みに合わせて、淹れ方や飲み方を変えてみてくださいね^^
おすすめの記事
おまけのコラム
チチェン・イッツァ
チチェン・イッツァは、メキシコ南東部ユカタン半島にある、古代マヤ文明の遺跡です。1988年に世界遺産に登録されました。
チチェン・イッツァの最大の見どころは、巨大なピラミッド「カスティーヨ」です。カスティーヨは、マヤ暦の1年の日数である365段の階段があり、太陽の動きと調和するように設計されています。
ほかにも、球戯場や天文台などの遺跡があり、マヤ文明の高度な技術と文化を垣間見ることができます。
チチェン・イッツァの魅力には、次のようなものが挙げられます。
- 巨大なピラミッドと神殿群:マヤ文明の高度な技術と文化を垣間見ることができます。
- 神秘的な遺跡:マヤ文明の謎に触れることができます。
- 豊かな自然:遺跡を囲むジャングルの自然も魅力です。
チチェン・イッツァは、メキシコの歴史と文化を肌で感じられる、おすすめの観光地です。
グアナファト
グアナファトは、メキシコ中部に位置する山々に囲まれた小さな町ですが、1546年に銀が発見されて以来、世界の約3分の1の銀を産出したことから、豊かな銀山町として栄えました。
その富が、スペイン植民地時代の美しいコロニアル建築と石畳の街並みを生み出しました。
1988年にユネスコの世界遺産に登録されたグアナファトは、メキシコで最も美しい街として知られています。
石畳の小道が迷路のように入り組み、丘には色鮮やかなコロニアル調の家々が建ち並び、街を歩くだけで楽しい気持ちにさせてくれます。
Guanajuato-Panorama-Mexico / 188915119@N02
代表的なメキシコ料理 タコス
タコスは、メキシコを代表する食べ物で、国民食とも呼ばれています。トルティーヤに具材を挟んで食べる、シンプルな料理です。
タコスの具材は、肉、魚、野菜など、さまざまなものがあります。定番の具材としては、牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類、サルサ、チーズ、アボカド、トマトなどが挙げられます。
タコスは、屋台からレストランまで、さまざまな場所で食べることができます。軽食としても、メインディッシュとしても、さまざまなシーンで楽しむことができますよ。
タコスの魅力は、さまざまな具材を組み合わせて、自分好みのタコスを楽しむことができることです。皆さんもタコスを自分で作って楽しんでみてはいかがですか。
中米のコーヒー大国メキシコのコーヒーについてのご紹介、いかがだったでしょうか。
さわやかな香りと酸味が特徴で、やわらかく上品な風味でとても飲みやすいメキシコのコーヒー。
古代マヤ文明やアステカ文明に思いをはせながらメキシココーヒーを試してみてはいかがですか^ ^