コーヒー器具の紹介 「HARIO V60透過式ドリッパー」
今日の記事はコーヒー器具「HARIO V60」の紹介。
最近個人的にたくさん使っている器具なので、ぜひみんなに布教したい!
HARIO(ハリオ)
HARIO(ハリオ)は日本の会社の名前で、創業当初から耐熱ガラスの企画・製造・販売を行っている会社。
創業が1921年の老舗で、日本で唯一国内に耐熱ガラスの工場を持っているメーカーでもある。
コーヒー器具以外にもお茶用の器具や調理器具、理化学用品まで扱っているが、個人的に驚いたのはガラス製の楽器製造。
2003年にはガラス製のバイオリン、2004年にはガラス製のチェロ、2006年にはガラス製の琴まで作ってしまっている。
コーヒー器具は1957年のサイフォン器具の製造から始まり、現在は透過ドリッパーやコーヒーミル、コーヒープレスからコーヒーマシンまで様々な製品を扱っている。
HARIOについて詳しくは別の記事で書いていく予定だが、日本を代表するコーヒー器具メーカーの一つだ。
V60透過式ドリッパー
今回紹介する「V60透過式ドリッパー」は2005年に発売された製品。
その名の通り透過式の器具で、特徴は「スパイラル型のリブ」と「大きな1つ穴」だ。
スパイラル型のリブ
「リブ」とはドリッパーについている溝のこと。
この「リブ」があることで、お湯を注いだときにコーヒー器具とペーパーフィルターがくっつきお湯が流れなくなることを防いでいる。
V60透過ドリッパーではこのリブをスパイラル型にすることで、お湯が速く流れるようにしている。
大きな1つ穴
こちらは見て分かる通り、他のドリッパーに比べて非常に大きい穴が開いている。
単純に「大きい穴が開いている=お湯が流れる速度が速い」ということ。
これら2つの特徴で、V60透過式ドリッパーはお湯の流れる速度を速くしている。
すると、どうなるか。
お湯が流れる速度が速い
↓
V60透過式ドリッパーはお湯の流れにほとんど影響しない
↓
淹れる人のお湯の注ぐ速度でコーヒー豆とお湯が接する時間を調節できる
↓
味(濃さ)を好きに調節できる(=「味の自由度が高い」と呼ぶ)
というわけだ。
つまり、V60透過式ドリッパーは淹れる人が好みの味を作れるドリッパーとうこと。
反面、味のばらつきがでやすいとも言えるが、これは何度も淹れることで、ある程度自分の好きな味は出せるようになってくる。
コーヒー屋さんを開くわけじゃなければ、自分の好きな味さえ出せれば問題ない!
淹れ方
まずはコーヒー豆の用意から。
- 分量:抽出量240CCに対して、コーヒー豆18~24g
- 挽き具合:中細挽きから中挽き
分量にばらつきを持たせたのは、あんまりきっちり決めちゃうとコーヒーを淹れるのが億劫になるから。
最初は大体で大丈夫!
さて、淹れ方だが、文字にするとけっこう単純
- 1投目を注ぐ:全体にお湯がかかるように
- 蒸らす:だいたい30秒くらいかな
- 2〜4投目を注ぐ:粉が膨らんだら注ぐのをやめ、凹みすぎる前にまた注ぐを繰り返す
- ドリッパーを外す:目安の量までコーヒーができたら抽出ストップ
文字にすると非常に単純だが、実際やってみるとけっこう味がばらつく。
好みの味が出せるまで、たくさん淹れてみよう。
挽き具合についてはこちら
まとめ
- V60透過式ドリッパーはHARIO社の製品
- お湯の流れる速度が速いので、抽出できる味に自由度がある
- とにかくたくさん淹れてみよう