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フレンチローストってどんなコーヒー?|ローストの説明から少し値段が高い理由、おすすめの飲み方までご紹介!

皆さんこんにちは^ ^
そして、サイトへのご訪問ありがとうございます!

今回の記事は、「フレンチローストってどんなコーヒー?」ということで、フレンチローストという名前が付くコーヒーがどんなコーヒーなのか?についてお話していきます。

フレンチローストの意味や、おすすめの飲み方などご紹介していきますので、皆さんのコーヒー選びのご参考になれば嬉しいです^ ^

そもそもローストとは


それでは最初に、「ローストとは?」について簡単にお話していきます^ ^

ローストとは「焙煎」のことで、フレンチローストは焙煎のレベル(段階)を指す単語です。

例えば、「ライトロースト」や「シナモンロースト」は焙煎が浅い(焙煎時間が短い)コーヒー豆を指し、

「シティロースト」や「フルシティロースト」は焙煎が少し深めのコーヒー豆を指します。

ローストの種類については、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください^ ^

フレンチロースト


そんなローストの種類がいくつかある中で、今日のテーマ「フレンチロースト」は2番目に深煎りなコーヒー豆を指す言葉です。

コーヒーをフレンチローストまで焙煎すると、↓の写真のようになります。

メイラード反応と呼ばれる化学反応でコーヒー豆は真っ黒になり、さらにコーヒー豆に含まれる油分(コーヒーオイル)が表面にでてくるので、コーヒー豆がてかてかと光ります。

ここまでコーヒー豆を焙煎すると、コーヒーの酸味成分はほぼ昇華してなくなり、「苦み」と「スモーキーさ(煙っぽさ)」が目立つようになります。

ちなみに、真っ黒な見た目がいかにも「カフェインたっぷり」に見えますが、実はカフェインも熱で昇華していくので、1粒当たりのカフェイン量は浅煎りや中煎りのコーヒー豆より少なくなるんですよ^ ^

イタリアンローストとの違い


2番目に深煎りなコーヒー豆を「フレンチロースト」呼ぶのに対し、最も深煎りなローストのコーヒー豆のことを「イタリアンロースト」と呼びます。

ただ、少しややこしいのですが最も深煎りなコーヒー豆を「フレンチロースト」と、2番目に深煎りなコーヒー豆を「イタリアンロースト」と呼ぶお店もあります^ ^;

これは、この「~ロースト」という呼び方が、1920年頃のコーヒー取引商の間で使われていた呼び方で、明確な線引きがないためです。

そのため、コーヒー豆を扱うお店や地域によって、フレンチローストは「最も深煎りなコーヒー豆」または「2番目に深煎りなコーヒー豆」と意味合いが変わります。

このお店ではどちらが深煎りなんだろう?と思ったらぜひ店員さんに尋ねてみましょう^ ^

フレンチローストが少し高価な理由


実はフレンチローストと呼ばれるコーヒー豆は、通常のブレンドコーヒーより価格が高めに設定されていることが多いです。

※もちろんスペシャリティコーヒーよりは全然安いですがw

それにはこんな理由があるからなんです^ ^

理由1:高品質なコーヒー豆を使用するから

1つ目の理由は、コーヒー豆をフレンチローストまで焙煎するには、高品質なコーヒー豆が必要なためです。

これは、コーヒー豆をフレンチローストまで焙煎する際、たくさんの熱がコーヒー豆に加わるため、低品質なコーヒー豆だと割れてしまい、売り物にならなくなってしまうためです。

そのため、フレンチローストは高品質なコーヒー豆を使用するので、原価が上がり価格が高めになります。

理由2:コーヒー豆の量がたくさん必要だから

2つ目の理由は、同じグラム数でも使用するコーヒー豆の量が多いためです。

コーヒー豆を焙煎すると、コーヒー豆にもともと含まれていた水分がどんどん蒸発していき、コーヒー豆は軽くなっていきます。

そこで、例えば同じ200gの焙煎後のコーヒー豆だったとしても、浅煎りのコーヒー豆より深煎りのコーヒー豆の方が、たくさんのコーヒー豆が必要となります。

浅煎りや中煎りのコーヒー豆より使用するコーヒー豆の量が多いから、これがフレンチローストが価格が高めになる理由の2つ目です^ ^

※おまけ:
先ほど深煎りのコーヒー豆の方がカフェイン量は少ない、というお話をしたのですが実はコーヒーを抽出するとカフェイン量はほぼ一緒です。

これは、同じ1杯のコーヒーでも、深煎りのコーヒー豆を使用するコーヒーの方が、たくさんのコーヒー豆を必要とするため(同じ10gのコーヒー豆でも深煎りのコーヒー豆の方がたくさんの粒を必要とするため)、コーヒーに含まれるカフェイン量はほぼ同じくらいになります。

フレンチローストのおすすめの飲み方

それでは最後に、フレンチローストのおすすめの飲み方をご紹介して、この記事を閉めたいと思います^ ^

カフェ・オレ


「フレンチ」ローストと言うだけあって、フランス生まれのアレンジコーヒー「カフェ・オレ」は、フレンチローストのおすすめの飲み方の一つです^ ^

フレンチローストが持つ強い苦みやスモーキーさを、温かいミルクが柔らかく包み込んでくれるので、フレンチローストとミルクの相性は抜群です。

ウィンナー・コーヒー


しっかりとした苦みを持つフレンチローストには、生クリームもとても相性が良いです。

特に生クリームの上からビターチョコレートを振りかけると、苦いはずのビターチョコレートがほんのりと甘く感じることができるのでおすすめですよ^ ^

アイスコーヒー


これはかなり個人的な好みになるのですが、フレンチローストでアイスコーヒーを抽出するのもおすすめです^ ^

フレンチローストの持つスモーキーな香りがコーヒーの中に閉じ込められ、まるでウィスキーのロックを飲んでいるような感覚になれます。

と僕は思っているのですが、残念ながらまだ誰にもわかってもらえたことはないので(笑)、興味のある方はぜひお試しいただければと思います^ ^

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