• HOME
  • コーヒーと品種
  • コーヒー豆の2大品種! アラビカ種とロブスタ(カネフォラ)種についてご紹介|コーヒー豆の品種に詳しくなろう

コーヒー豆の2大品種! アラビカ種とロブスタ(カネフォラ)種についてご紹介|コーヒー豆の品種に詳しくなろう

皆さんこんにちは!
そして、サイトへのご訪問ありがとうございます^ ^

今回の記事では、コーヒー豆の2大品種「アラビカ種」と「ロブスタ(カネフォラ)種」についてお話していきます!

皆さんが普段飲んでいるコーヒーは、アカネ科の植物で、実に100種類以上の品種が存在します。

ただ、その中で実際に飲まれている品種は、今回ご紹介する「アラビカ種」と「ロブスタ種」の2種類!

そんなアラビカ種とロブスタ種について、味の特徴から植物としての特性まで色々とご紹介していきますので、最後までお付き合いいただければと思います^ ^/

アラビカ種


それでは最初に、アラビカ種についてご紹介していきます^ ^

現在世界で生産されているコーヒー豆の半数以上が、実はこのアラビカ種と呼ばれる品種で、そんなアラビカ種は良質な酸味と優れた香りを持っていて、コーヒーを飲む私たちとっては、質の高いコーヒーと言えます。

そのため、現在私たちが日本で目にするコーヒーは、ほぼこのアラビカ種と言ってしまっても間違いはないと思います。

アラビカ種の歴史


アラビカ種はもともと現在のエチオピアに自生していた植物です。

そこで、エチオピアの人々はかなり昔から、果肉を食べたり、種や葉をお茶のようにして飲んだりと、コーヒーを利用していました。

その後、15~17世紀にコーヒーの飲用が世界に広まり、その際にアラビカ種も世界へと広まっていきました。

コーヒーの歴史についてはこちらの記事にも書いているので、よろしければぜひ^ ^

アラビカ種の種類


実はアラビカ種の中にもさらに種類があり、それが皆さんがスペシャリティコーヒーを飲む際に耳にする、「ブルボン」や「ティピカ」、「ゲイシャ」といった栽培品種です。

アラビカ種の主な栽培品種の中には、皆さんも聞いたことがある名前が、ちらほらあるのではないでしょうか^ ^

  • エチオピアモカ
  • ゲイシャ
  • イエメンモカ
  • コナ・ティピカ
  • ブルボン
  • クラシック・スマトラ
  • パカマラ
  • ムンドノーボ

アラビカ種の弱点

さて、そんな優れた香りや良質な酸味を持つ、アラビカ種にも弱点があります。

それは、
栽培条件が限られている
ことです。

アラビカ種は、高温多雨、低温少雨のどちらにも弱く、標高900m以上の高地でないと高品質なアラビカ種を栽培することはできません。

また病害虫に弱いこともアラビカ種の弱点で、現在でも根本治療が不可能なコーヒーの病気もあります。

そこで、アラビカ種はを一言で表すと
優れた味わいや香り、良質な酸味を持つコーヒーだが、限られた条件でしか栽培できない品種
です。

ロブスタ種


それでは、つづいてロブスタ種をご紹介していきます^ ^

ロブスタ種の正式な学名は「カネフォラ種」と言い、こちらはアラビカ種に比べると歴史が浅く、19世紀後半に発見されたコーヒーの品種です。

ロブスタ種の特徴


ロブスタ種のコーヒーは、酸味がほとんどなく苦味が強い特徴があり、アラビカ種に比べると繊細さに欠け、味は1段劣るとされています。

そのためロブスタ種は、苦みを活かしてエスプレッソ用のコーヒー豆に使用されたり、缶コーヒーの原料になったりすることが多い品種です。

ちなみに、カフェインの含有量はアラビカ種より多く、アラビカ種が1%に対し、カネフォラ種は2%と約2倍のカフェイン量を持っています。

ロブスタ種の強み

しかし、ロブスタ種にはアラビカ種より優れた点があり、一言で言うと
アラビカ種より丈夫で、栽培が簡単なので、育てやすく生産性も高い
という点です。

まずアラビカ種と異なり、高温多湿に強いので低地栽培が可能で、さらに1本の木から収穫できるコーヒー豆の量もアラビカ種より多いため、生産性に非常に優れています。

また、アラビカ種に比べコーヒーの病気や虫への耐性もとても高いので、ロブスタ種は農家さんにとって、非常に育てやすい品種です。

ただし、さきほども書いたとおり「味」という点でアラビカ種に劣っているため、価格が上がりにくく、近年ロブスタ種の栽培量は年々減っているそうです。

そこで、ロブスタ種を一言で表すと、
アラビカ種よりも栽培が簡単で生産量も高いが、味や香りが劣るため、栽培量が減っている品種
です。

ただし、科学の発展が進んだ現在、「アラビカ種に劣らない味を持つロブスタ種」や、「アラビカ種とロブスタ種の両方の長所を持つハイブリッド種」の研究も進んでいるようなので、今後ロブスタ種(カネフォラ種)という名前を聞く機会は増えていくかもしれませんね^ ^

まとめ

  • アラビカ種:優れた味わいや香り、良質な酸味を持つコーヒーだが、限られた条件でしか栽培できない品種
  • ロブスタ種:アラビカ種よりも栽培が簡単で生産量も高いが、味や香りが劣るため、栽培量が減っている品種

最後までお付き合いいただきありがとうございました^ ^