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インドのコーヒーってどんな味?|モンスーンコーヒーの産地インドのご紹介!

皆さんこんにちは!
そして、サイトへのご訪問ありがとうございます^ ^

今回の記事では、モンスーンコーヒーが有名なコーヒーの産地【インド】についてご紹介していきます。

インドという国についてや、そこで栽培されるコーヒーの特徴まで色々とお話ししていきますので、ぜひ最後までお付き合いください^ ^

インド共和国

インドは世界第2位の人口と日本の約9倍の国土を有する国家で、13億人を超える国民は、多様な民族、言語、宗教によって構成されています。

また、インドは紀元前2500年のインダス文明に起源を持つ、古い文化や歴史を持つ国でもあります。

インドの国旗のサフラン色・白・緑の横三色の中央にチャクラという法輪を配した旗です。

サフラン色はヒンドゥー教、緑はイスラム教、白は2つの宗教の和解をそれぞれ表現しています。

基本情報

面積:328万7,469平方キロメートル
人口:14億756万人
首都:ニューデリー(New Delhi)
言語:連邦公用語はヒンディー語、他に憲法で公認されている州の言語が21言語

外務省HPより抜粋

インドとコーヒー

インドの飲み物といえばチャイやラッシーが有名ですが、コーヒーの歴史も古くからあり、実は生産量も世界第8位を誇る国です。

インドの中央から南はコーヒー栽培に適したコーヒーベルトに位置しているため、特にインド南部でコーヒー豆の生産が盛んに行われています。

インドのコーヒー栽培の歴史

インドにおけるコーヒーの歴史は古く、17世紀にイスラム教聖者のババ・ブダンという人物が、イエメンで当時持ち出し厳禁とされていたコーヒー豆をインドに持ち帰ったことが始まりだとされています。

彼は持ち帰ったコーヒーの木をインド南部マイソールの標高の高い丘に植樹し、コーヒーの栽培を開始しました。

現在ではその丘はインドにコーヒーを伝えたババ・ブダンに敬意を表して、ババ・ブダンの丘と呼ばれています。

こうして始まったインドのコーヒー栽培ですが、19世紀に入るとイギリス東インド会社がインドでのコーヒー栽培の促進を開始し、インド産のコーヒー豆をヨーロッパに大量に輸出し始めたことで、インドのコーヒーは世界的に知られるようになりました。

インドコーヒーの特徴


インドコーヒーの特徴は、マイルドな甘味と酸味、ジンジャーやグローブを感じる独特なスパイシーな香りです。

苦味は少なくまろやかなので、多くの方が飲みやすいと感じるコーヒーが多い印象です。

またインドのコーヒーは、ロブスタ種のコーヒーの生産量が多いことも特徴の一つです。

生産国によってはどちらかのみ栽培されていることが多いですが、インドでは両方の品種が栽培されていて、6割以上がロブスタ種です。

一般にアラビカ種の方が栽培は難しく品質は高いといわれていますが、インドのロブスタ種は、非常に手入れが行き届いているため、雑味の少ない最高品質のロブスタ種とも言われています。

インドでのコーヒーの楽しみ方


灼熱の国土を持つインドでは、コーヒーの楽しみ方も独特です。

淹れたてのコーヒーを冷めないうちに提供して味や香りを楽しんでもらうよりも、飲みやすくして出す方が良いサービスとされることがあります。

そんなインドでのコーヒーの独特の楽しみ方を2つご紹介します^^

インディアンコーヒー


インディアンコーヒー(インド式コーヒー)は、少量のコーヒーにミルクと砂糖を加えて、泡立てて飲むスタイルのコーヒーです。

ステンレス製のカップを2つ使ってコーヒーを高い位置から何度も注ぐことで、炭酸飲料のような粗い泡を作ります。

こうすることで飲みやすい温度まで下がり、さらにコーヒーに空気を含ませることでまろやかな味わいになります。

マサラコーヒー


マサラとは、ハーブや香辛料を混ぜ合わせた混合香辛料のことで、インド料理の味の決め手ともいわれています。

マサラコーヒーはインド風カフェオレ、またはインドチャイのコーヒー版のことで、シナモンやナツメグ、クローブなどとミルクをコーヒーに加えて作ります。

インドのコーヒーのまろやかさの中に、スパイスの香りや風味が合わさり、不思議な風合いのコーヒーを楽しむことができます。

モンスーンコーヒー


インド南部のカルナータカ州で栽培される【モンスーンコーヒー】は、5~6月に起こるモンスーン(季節風)に一定期間さらすという、独特な熟成方法を用いています。

その特殊な手法から生まれたコーヒーは酸味がほとんどなく、強い苦味とコクが特徴で、イタリアではエスプレッソの隠し味として使われることもあります。

モンスーンコーヒーのおすすめの飲み方


モンスーンコーヒーの独特の強い香りと芳醇な味わいを引き立たせるためには、やや深煎りの焙煎度合いのコーヒーを中挽きで抽出するがおすすめです。

ドリップする際には少し低めの温度で、じっくりと時間をかけて抽出し、独特の香りと甘みを引き出してあげます。

もし、ご自宅にモカポットやエスプレッソマシンがある方は、深煎りのエスプレッソで楽しむこともおすすめです。

モンスーンコーヒーの濃厚なコクと香りが凝縮されたエスプレッソを楽しむことができます。

もし苦いコーヒーが苦手な人は、牛乳を入れてカフェオレやカフェラテにしても風味豊かな一杯が味わえるのでおすすめですよ^^

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おまけコラム:インドの風景

タージ・マハル


タージ・マハルは、今から約350年前、ムガール帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、王妃ムムターズ・マハルの死を悼み17年をかけて建てた霊廟(お墓)です。

白い大理石でできた霊廟には、天上の楽園に咲く花を連想させ紋様が、翡翠、水晶、トルコ石、サファイアなどの石で施されています。

建物の前にある長さ約300mの池に映る姿もタージ・マハルの魅力のひとつです。

1983年に世界遺産に登録されています。

バラナシ


ヒンドゥー教の一大聖地として知られる街がバラナシです。

この神聖な土地は三島由紀夫の「豊饒の海」、遠藤周作の「深い河」の舞台として描かれています。

国内外から多くの信者が集まり、日の出とともに沐浴する人たちで、街は夜明け前からざわつき始めます。

沐浴をする人や観光客で賑わう一方、ここは火葬場として、また自分の死を迎える場所としても有名です。遺体を燃やして灰にし、それをガンジス河に流すことはヒンドゥー教徒にとって最大の願いです。

バラナシは生と死が混在する、世界的にも稀に見る神聖な地です。

インドカレー


インドといえばカレーを思い浮かべますが、インドカレーは北と南で大きく異なります

北インドカレーはとろみの強い濃厚なルーが特徴で、ガラムマサラというブレンドしたスパイスを使用します。牛乳や生クリームなどの乳製品を使い、具材もチキンやマトンなど肉類が中心でこってりとした味わいです。

一方、南インドカレーは水分が多く、スープ状なのが大きな特徴です。
ココナッツミルクや酸味のあるフルーツも使われるのであっさりした食感で、具材もシーフードや野菜、豆類が多いので、さっぱりと食べられるのが特色となっています。

下の写真は南インドのバンガロール地方で食べられるカレーです。美味しそうですね^^

ラッシー


インドでカレーに欠かせない定番ドリンクといえばラッシーです。

ラッシーとは、ひと言でいえば「飲むヨーグルト」。スパイシーな料理で熱くなった身体を冷やしてくれます。

本場インドのラッシーはヨーグルトと水だけで作ります。それに少量の砂糖か塩を入れて好みの味にするそうです。

そんなインドは2023年には中国抜いて人口が世界一になるそうです。

古い歴史と多様な文化を持つインドで作られるコーヒー。

そのインドの風景や人々の暮らしに思いをはせながらインドコーヒーを試してみてはいかがでしょうか^ ^

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