ペルーのコーヒーってどんな味?|アンデスの高地で育まれるコーヒーの産地ペルーのご紹介!
皆さんこんにちは!
そして、サイトへのご訪問ありがとうございます^ ^
今回の記事では、マチュピチュ遺跡など古代文明で知られているコーヒーの生産国「ペルー」についてご紹介していきます。
ペルーという国や、そこで栽培されるコーヒーの特徴まで色々とお話ししていきますので、ぜひ最後までお付き合いください^ ^
ペルー共和国
ペルーは南アメリカ西部の太平洋岸に位置する国で、多くの古代文明の遺跡と豊かな自然を持つ国です。
ロマンがあふれる観光地として世界的に有名で、ナスカの地上絵やマチュピチュ遺跡は世界遺産に登録されています。
基本情報
面積:約129万平方キロメートル(日本の約3.4倍)
人口:約3,297万人
首都:リマ
言語:スペイン語(他にケチュア語、アイマラ語等)外務省HPより抜粋
ペルーとコーヒー
ペルーのコーヒー栽培は、他の国にはない、いくつかの特徴を持っています。
コーヒーの有機栽培
ペルーは世界でも有数の植物の有機栽培国で、コーヒー生産においても有機栽培に力を入れています。
コーヒー農家は小規模農園が多く、コーヒー豆の生産のほとんどを手作業の有機栽培でおこなっています。
フェアトレードコーヒーの生産
現在、世界的にフェアトレード(生産者を守る公正な取引)が注目されていますが、ペルーは世界でも有数のフェアトレードコーヒーの生産国でもあります。
コーヒーを栽培する農家が協同組合を作り、品質向上と持続可能な栽培を可能にしています。
バードフレンドリーコーヒー
さらにペルーは世界でも有数のバードフレンドリーコーヒー生産国です。
バードフレンドリーコーヒー(Bird-Friendly Coffee)は、環境に配慮したコーヒーの生産方法を指す認証制度で、認証を受けるためには以下の基準を満たす必要があります。
- 木陰栽培(シェードグローン): コーヒーの木は自然な森林の木々の下に植えられ、多様な植物や生物の生息地を提供します。
- 鳥類の保護: コーヒー農園は鳥類の生息地を保護し、鳥の移動経路を確保します。農薬や除草剤の使用は最小限に抑えられます。
- 生物多様性の保護: コーヒー農園は生態系の多様性を維持し、土壌や水資源を保護します。天然の生物多様性が尊重されます。
ペルーのコーヒー栽培の歴史
ペルーにコーヒーが伝わったのは、スペイン植民地時代の1700年代です。
1821年にスペインからの独立を宣言しましたが、植民地時代に行われていたコーヒー栽培はそのまま受け継がれ、ペルーの主要な収入源となっています。
そして長い時を経て、2010年に全米スペシャリティコーヒー協会(SCAA)品評会で1位を獲得したことで、世界から注目を集めるようになりました。
ペルーのコーヒーの特徴
ペルーで生産されたコーヒーは、ナッツのような香ばしい風味と軽めのコク、バランスの取れた酸味とクセのない苦みが特徴です。
ペルーで栽培されている品種はアラビカ種のみで、その内ティピカ種が約7割です。
ティピカ種のコーヒー豆は、際立った風味に甘味ときれいな酸味を持つことが特徴で、ペルーのコーヒーはマイルドで後味に甘味が広がる、非常に飲みやすいコーヒーが多いイメージです^ ^
ペルーコーヒーの代表的な3銘柄:マチュピチュ
天球の城マチュピチュやアンデス⼭脈ならではの2000m近くの標⾼で、最⾼⽔準の有機肥料によって育まれたコーヒー豆です。
化学肥料や農薬等を一切使用しない昔ながらの有機栽培で育てられ、酸味・苦味・甘みのバランスがとても良くそれぞれ際立っています。
クセの無いのないマイルドなコーヒーが好きな方にはおすすめのコーヒーです。
ペルーコーヒーの代表的な3銘柄:チャンチャマイヨ
標高1500~1600mのチャンチャマイヨ渓谷で生産されているコーヒー豆です。
シェードツリー栽培により育成され、 手摘みにより収穫されたコーヒーチェリーは伝統的水洗工程の後、最終工程で全て天日乾燥されます。
濃厚なコクと心地よい苦味の中に、スパイスやハーブのような独特の風味が感じられ、バランスが良く独特の香りを持つこのコーヒーは、気分転換やリラックスしたいときにとてもぴったりですです。
ペルーコーヒーの代表的な銘柄:ウチュニャリ
ハナグマ(ウチュニャリ)が食べたコーヒーチェリーが消化され、糞として出されたコーヒーの種を脱穀して作るコーヒー豆です。
嗅覚の鋭いハナグマは完熟したコーヒーチェリーだけを選んで食べるため、優しい酸味と上品な甘さが特徴の高品質なコーヒーになります。
ペルーの最高級コーヒー豆として希少価値の高いコーヒーです。
ペルーコーヒーのおすすめの飲み方
ペルー産のコーヒー豆は、浅煎りにすると爽やかな柑橘系の香りと程よい酸味のあるコーヒーになり、深煎りにすると苦味とチョコレートのような濃厚な風味を味うことができます。
浅煎りと深煎りで味わいがかなり異なるので、ご自身のコーヒーの好みに合わせてコーヒー豆を選んでみてください^ ^
また、ペルーのコーヒーはチョコレートとの相性も抜群で、ペルーのコーヒーの特徴のマイルド感と合わさって、絶妙なペアリングを楽しむことができるので、ぜひお試しください。
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おまけコラム1:ペルーでコーヒーを注文すると
ペルーのカフェやレストランでコーヒーを注文すると、空のカップとお湯、そしてこげ茶色の液体が入った小瓶が運ばれてきます。
この液体はコーヒーの濃縮液で、カップにこれを適量注ぎ、自分好みの濃さに調整しながらお湯を加えていくのが、ペルーでのコーヒーの飲み方です。
おまけコラム2:ペルーの風景
レインボーマウンテン
ペルーと言えばマチュピチュやナスカの地上絵が有名ですが、インカ帝国の都クスコで秘かに人気を集めている観光地が「レインボーマウンテン」です。
地層の成分により、さまざまな色が入り混じるように模様を織り成すレインボーマウンテンは、その名のとおり虹のように鮮やかな模様が美しい山で、標高5100mから見下ろす景色は絶景です!
ペルーの民族衣装
ペルーを中心としたアンデス山脈の人々は色彩豊かな民族衣装を今も着ています。
アンデスの寒さをしのぐためペルーの服は、とても暖かく作られています。
衣服を作るための主な材料はアルパカウールです。
インカ文明を興したケチュア族やアイマラ族の人々にとって、民族衣装はアイデンティティそのものなのです。
代表的なペルー料理 ロモサルタード
ロモサルタードはペルーの国民食と言われている代表的な料理です。ロモは牛肉、サルタードは炒め物を意味します。
牛肉と玉ねぎ、トマトとフライドポテトを炒めたシンプルな料理ですが、味付けに醤油を使っているところやライスが付いているところなどが日本人にも馴染みやすい味となっています。
どのペルー料理店でも必ずと言っていいほどメニューにある料理ですよ^^
デザートの定番フレーバー ルクマ
ペルーのアイスクリームで、バニラと並ぶ定番のフレーバーは「ルクマ」です。
ルクマはペルー北部のアンデスの山で収穫されているフルーツで、果肉をパウダーにしたものをアイスクリームやケーキなどに使用します。
ルクマを使ったアイスはメープルシロップのような深い味です。
ルクマは下の写真のようにムースにも使われ、フレンチやイタリアンレストランでもデザートに出されます。
アンデス山脈で育まれるペルーのコーヒーについてのご紹介。いかがだったでしょうか。
アンデスの高地で有機栽培で作られるコーヒー豆。インカ帝国などの古代文明に思いをはせながらペルーコーヒーを試してみてはいかがですか^ ^