コーヒーの産地を見てみよう タンザニア編
コーヒーは赤道から緯度約±25°付近の温暖な地域で栽培できる植物。
日本でも一応沖縄で栽培できないことはないが、日本人にとっては馴染みが浅い植物だ。
この記事ではそんな世界のコーヒー栽培地域について簡単にではあるが紹介していく。
色々なコーヒー栽培地域を見ていくと、ちょっとした世界旅行気分を味わうこともできるのでおすすめ。
今回の記事では「キリマンジャロ」で有名なタンザニアを紹介。
タンザニア連合共和国
タンザニア連合共和国は東アフリカにある共和制国家で、実はイギリス連邦の加盟国である。現在の首都はドドマという都市だが、ダルエスサラームの方が有名かもしれない。
アフリカ在来の言語であるスワヒリ語が国語で、あいさつは「ジャンボ」。昔そんなあいさつをしていたソラオくんを覚えている人はいるだろうか。
タンザニアといえば野生動物の楽園というイメージが強い。「サファリ」という言葉ももともとスワヒリ語からきており、「セレンゲティ」や「ンゴロンゴロ」など有名な国立公園がたくさんある。
基本情報
面積:94.5万平方キロメートル
人口:5,632万人
首都:ドドマ
旧首都:ダルエスサラーム
言語:スワヒリ語(国語)、英語(公用語)
宗教:イスラム教(約40%)、キリスト教(約40%)、土着宗教(約20%)
通貨:タンザニアシリング外務省HPより抜粋
略史
年月 | できごと |
---|---|
1881年 | アフリカ分割によりドイツ領になる |
1920年 | ドイツが第一次大戦で敗北し、英国委任統治領になる |
1961年 | タンガニーカ共和国独立 |
1964年 | 共和制へ移行 |
1985年 | ムウィニ大統領選出 |
1995年 | ムカパ大統領選出 |
2005年 | キクウェテ大統領選出 |
2015年 | マグフリ大統領選出 |
タンザニアとコーヒー
タンザニアでコーヒーと言えばやはり「キリマンジャロ」がまっさきに思い浮かぶだろう。キリマンジャロの麓で栽培されるコーヒーを総称して「キリマンジャロ」と呼ぶ。
ちなみに、Google先生に「キリマンジャロ」と入力すると、「キリマンジャロ 登山 死亡率」と予測変換が出てくる。やだ、怖い。
キリマンジャロ以外にもオルデニア山などでコーヒーの栽培が行われており、タンザニアにとってコーヒーは重要な輸出作物だ。
タンザニアでは主にブルボン種とケント種が栽培されており、ブルボン種は酸味やコクのバランスが良くて香りが高い、ケント種は酸味が少なく重みがあるのが特徴。主に水洗式で加工されるが、一部乾燥式でも加工されている。
加工法についてはこちら
風景
タンザニアの大自然
旧首都のダルエスサラーム。
村の様子。VISAカードは使えるようだ。
ヌーさん。
キリマンジャロ。美しい。
まとめ
- タンザニアは東アフリカにある国
- 「キリマンジャロ」はタンザニアのコーヒー
- キリマンジャロはコーヒーより登山死亡率の方が検索量が多い