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実際、珈琲にはどのくらいのカフェインが含まれるの?|カフェイン摂取の良い側面と悪い側面

皆さんこんにちは!
そして、サイトへのご訪問ありがとうございます^ ^

今回の記事では「コーヒーにはどのくらいのカフェインが入っているのか?」についてお話していきます。

カフェイン摂取による良い側面や悪い側面、カフェインの摂取量目安などは、どうしても個人差が多いくなってしまうので、一般的なことしかお話しできませんが、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います^ ^

カフェインとは


皆さんご存じの通り、カフェインは主にコーヒーに含まれる成分で、以下の作用があります。

  • 中枢神経の興奮
  • 骨格筋収縮力の増大
  • 利尿作用
  • 血圧上昇

さらに上記に加え、中毒性や禁断症状もあり、書物によっては危険な成分と紹介されることもあります。

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今回の記事ではカフェインが「良いか悪いか」については触れません。 このサイトにはテーマが重すぎるのでw

コーヒーに含まれるカフェイン量


さて、今日の本題「コーヒーに含まれるカフェイン量」について。

一般的に、コーヒーに含まれるカフェイン量は、コーヒー100ml辺り60㎎と言われています。

これが多いか少ないかわかりにくいので、↓に有名なエナジードリンクのカフェイン量を載せてみました。

  • レッドブル(250ml):約75mg
  • モンスター(355ml):約128mg
  • リポビタンD(100ml):約50mg

ただし、このコーヒー100ml辺り60mgというのは個人的にあまりにもざっくりしすぎていると思うので、この記事の最後に「コーヒーに含まれるカフェイン量の考え方」を書きました。

かなりマニアックな内容なので、興味のある方はぜひ読んでみていただければと思います^ ^

紅茶にもカフェインは含まれる?


紅茶にもカフェインは含まれていて、紅茶100ml辺り30gと言われています。

これは、紅茶や緑茶の茶葉になる「チャノキ」の葉っぱにカフェインが含まれているためです。

そのため、チャノキの葉を使用しているお茶にはすべてカフェインが含まれています(紅茶、緑茶、ウーロン茶、白茶、etc…)。

カフェインの一日の摂取量


さて、気になるのは一日のカフェインの摂取量の目安。

厚生労働省のサイトによると、一日当たりのカフェイン摂取量の目安は以下のように書かれています。

健康な成人

  • 米国:1日当たり400mgまで
  • 欧州:1日当たり400mgまで
  • カナダ:1日当たり400mgまで

妊娠中の女性

  • 世界保健機構(WHO):1日辺りコーヒー3~4カップ
  • 欧州:1日当たり200mgまで
  • カナダ:1日当たり300mgまで

農林水産省HPより

健康な成人の方で400mgまで、妊娠中の女性は200~300mgまでとしているところが多いようです。

ただし、論文によっては「健康な成人で300mgまで、妊娠中の女性は200mgまで」としているところもあるので、あまり多く取りすぎない方がよいのは間違いないと思います。

カフェインによる作用

中枢神経の興奮

最も有名な作用がこの「興奮作用」ではないでしょうか。

この興奮作用は良い側面と悪い側面があり、

  • 良い側面:覚醒・脳の活性化
  • 悪い側面:不眠・不安感の発生

骨格筋収縮力の増大

意外と知られていないのが、この「骨格筋収縮力の増大作用」です。

その効果はわずかですが、2004年までドーピングに対する禁止薬物リストにも含まれていました。

この作用の悪い側面が、「けいれん」や「ふるえ」です。

その他の作用

その他の作用として、

  • 血圧上昇
  • 基礎代謝促進
  • 利尿作用

などがあり、これらにもよい側面と悪い側面があります。

カフェインと健康に関する記事は、どうしても個人差があるのではっきりとしない情報が多いです。

そこで、自分が「どのくらいのカフェインを摂取すると、どういう変化が現れるか?」というのを把握し、上手にカフェインの摂取量をコントロールしてあげるのが大事だなと思いました^ ^

マニアックな方向け:コーヒーに含まれるカフェイン量をもう少し細かく考えている


さて、ここからは少しマニアックな内容になるので、興味のある方は読み飛ばしてください。

コーヒーに含まれるカフェイン量を考えるときは、「どのくらいのコーヒーを飲んだか?」ではなく、「どのくらいの量のどんなコーヒー豆から抽出されたコーヒーを、どのくらい飲んだか?」が大事になってきます。

どのくらいの量のコーヒー豆から抽出したか?


これはとても単純な話で、同じ100mlのコーヒーでも、10gのコーヒー豆から作った100mlのコーヒーと、20gのコーヒー豆から作った100mlのコーヒーでは、当然カフェイン含有量が違うからです。

そこで、どのくらいの量のコーヒーを飲んだか?ではなく、どのくらいの量のコーヒー豆を使用したか?を考える必要があります。

コーヒー豆の種類によるカフェイン量の違い


また、コーヒーは大きく分けて「アラビカ種」と「ロブスタ種」があります。

基本的に皆さんが飲んでいるコーヒーは「アラビカ種」ですが、安価なコーヒー豆や一部の缶コーヒーには「ロブスタ種」が使用されています。

さて、実はアラビカ種とロブスタ種では

  • アラビカ種:約1%
  • ロブスタ種:約2%

とカフェイン含有量が異なっています。

そこで、アラビカ種10gから作ったコーヒーと、ロブスタ種10gから作ったコーヒーでは、カフェイン量が変わってきます。

実際に計算してみると


では実際にざっくりとコーヒー1杯分のカフェインを計算してみましょう。

今回は「アラビカ種のコーヒー豆10gを使ってコーヒーを作った場合」を考えてみます。

まず、アラビカ種10gに含まれている含まれているカフェインは重量の約1%なので、すべてのカフェインがコーヒーに溶けたとすると、
10g * 0.01 = 0.1g = 100mg
となります。

もちろん全てのカフェインがコーヒーに溶けだすわけではないので、100mgすべてがコーヒーに溶けるわけではないのですが、単に飲んだコーヒーの量を考えるだけではなく、「どのくらいのコーヒー豆を使用したか?」を考えるのが大事とわかっていただけるかと思います^ ^

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