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コーヒーの品種『ムンドノーボ』とは?その味わいやムンドノーボの特徴について詳しく解説

コーヒー好きの間で注目される「ムンドノーボ種(Mundo Novo)」は、ブラジルを代表するコーヒー品種の一つで、その名前には「新世界」という意味が込められ、ブラジル国内外で広く栽培される人気の品種となっています。

本記事では、「ムンドノーボ種」の歴史、特徴、味わい、そしておすすめの楽しみ方について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください^ ^

ムンド・ノーボ(Mundo Novo)

Brazil Coffee Tour / baristahoon

ムンドノーボ種は、1943年にブラジル・サンパウロ州のムンドノーボ地区で発見された、「ブルボン種」と「スマトラ種(ティピカ系)」という2つの品種が自然交配して生まれた品種です。

その地名にちなんで「ムンドノーボ」と名付けられ、「新しい時代を象徴する品種」として広く知られるようになりました。

ムンドノーボの特徴

Brazil Coffee Tour / baristahoon

ムンドノーボは、コーヒーの木が大きく、病気や悪天候に強いという特徴を持ちます。

栽培環境への適応力

  • 病害虫への耐性:スマトラ種由来の強い耐病性を持ち、環境変化にも強い
  • 収穫量:ブルボン種よりも生産性が高く、多収穫が可能
  • 適応標高:800~1,200mほどの比較的低地でもよく育つため、多様な地形で栽培されています

樹木の特徴

  • ムンドノーボ種は樹木が非常に高く成長するため、収穫作業には手間がかかる点が課題とされています
  • この特性を改善するため、「カトゥアイ」などの派生品種が開発されています

他の品種との比較

特徴ムンドノーボブルボンスマトラ
生産性高い中程度中程度
病害虫耐性強い弱い非常に強い
味わいバランス良く甘みと苦味が調和甘み強めコク深く重厚感あり
栽培標高800~1,200m1,200~2,000m700~1,200m

ムンドノーボの味わい

Hario V60 / pkhamre

ムンド・ノーボは、個性豊かな風味を持ち、優れたカップ品質を持つコーヒーです。

2018年のCup Of Excellenceを受賞した、メキシコの「エル・ナランハル コパリージョ農園」のコーヒーにも、ムンド・ノーボは使用されており、その独特の味わいは多くのコーヒー好きを魅了しています。

味わいの特徴

ムンドノーボ種はバランスの取れた風味と豊かな香りが特徴的な品種です。

ムンドノーボの味わいの特徴

  • 酸味:控えめで爽やかな印象。
  • 苦味:程よく心地よい。
  • 甘み:ナッツやチョコレートを思わせるほろ苦さと甘さ。
  • 香り:カカオやナッツ系の香ばしい香り。
  • 後味:すっきりとした余韻が残ります。

焙煎による変化

ムンドノーボは焙煎による味わいの変化を楽しむこともできる品種です。

焙煎による味の変化

  • 浅煎り:酸味とフルーティーな香りが際立つ。
  • 中煎り:バランス良く甘みと苦味が調和。
  • 深煎り:濃厚なコクとチョコレート感が強調される。

まとめ

Americano / 187871768@N05

ムンドノーボは、その生産者にとっても消費者にとっても多くのメリットを持つ魅力的なコーヒー品種です。

病害虫への耐性や収穫量の多さからブラジル国内外で広く栽培されており、また、ナッツやチョコレート系の香ばしさと程よい甘み・苦味を持つ味わいは多くの人々に愛されています。

この記事でムンドノーボに興味を持っていただけた方は、ぜひ自分好みの焙煎度合いや飲み方で楽しんでいただければと思います^ ^

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